こんにちは。まるっと韓国のまるかんです。
韓国へ引っ越してきて、まず筆者が感じた事。それは連絡手段が俄然カカオトークになった!という事です。
日本ではLINEを当たり前の様に、もはやその他の連絡手段は使わないと言っても過言ではないくらいほぼLINE一本を使っておりました。
割合で言うと LINE:メール:その他 を 85 : 10 : 5 くらいの割合で使用しておりました。
ここまでくるともう依存です。
周りのみんなが使っているし、ご存知の通り海外でもどこでも電波さえ繋がっていればいつでもリアルタイムで連絡がとれる。送った時の反応が早いですしね。
iPhoneでいう下の4つアイコンが入るメインアイコン欄に入れちゃってました。
しかし。
いざ韓国に住むようになった途端、今までの方程式が一気に崩れ去ったワケです。
いわゆるそのアイコンを移動する日がやって来たわけですね〜〜
お引っ越しです。
長押しし、ぷるぷる震えながら(アイコンが)今までの足を伸ばしてのびのび〜っとしたところから、上の集合住宅のような場所にポンッと。
代わりにカカオトークが入って来たワケですね〜。まさかの選手交代。戦力外通告。
まさかの事態にLINEもびっくりした事でしょう。
でももちろんまだ一軍(iPhone1ページ目)にLINEくんはいます。
しかしながら本題に移るのですが、なぜこんなにも韓国にはカカオトークが広まっているのでしょうか?
筆者としては1つに統一されてくれると助かるのですが…
どうなっているのか見ていきましょう。
LINEとカカオトークは昔からライバル関係?
韓国では『カトック』と呼ばれ親しみのあるカカオトークですが、まずはLINEとの関係性から見てみたいと思います。
調べによると、
LINEの初版は2011年6月23日
一方で
カカオトークは2010年3月18日
ん?カカオトークの方が1年ほど早くリリースされている?
このリリース時期に関しては諸説あるみたいなのですが、
この通りだとすると、カカオトークが1年先に知れ渡っていることになり、通常利用者数は必然的に多くなるはずなのですが・・・
ここでもう一度今の現状をおさらいしてみましょう。
・LINE利用者数
月間アクティブユーザー数:7,000万人以上(2017年12月期第2四半期決算説明会)
(※2016年公式資料では国内ユーザー数が記されており6,800万人と紹介されていました)
・カカオトーク利用者数
月間アクティブユーザー数:4,930万人
韓国企業カカオ社が配信するメッセージアプリ
んー・・やはりLINEの方が利用者数でいうと多いのですね。
1年早くリリースされているにも関わらず利用者数2000万人もの開き・・・これはカカオトーク、どうしてしまったものでしょうか。
これは何か理由があるに違いない。
LINEはNAVERの子会社
日本でここまで浸透しきっているLINEですが、実はあの韓国でNo.1検索サイトNAVERの子会社だったのですね。
ご存知でしたでしょうか?
つまりLINEも韓国の会社なわけです。
では一方カカオトークはどうなのでしょうか?
調べてみると、、
カカオトークも韓国の会社だそうです。
うーん……これには色々な裏がありそうな…
というのも、アプリリリース当時私もLINEとカカオトークどちらのアプリもダウンロードしていたのですが、これはまだみんながどっちのアプリを使うかそこまで定まっていなかったためにどちらもダウンロードしておいて、使う人によってLINEとカカオトークを使い分けていたのです。
え?それの何が裏なのかって?
つまりその当時はカカオトークもLINEも立ち位置的にはほぼ一緒で、それこそ1・2を争うようにしのぎを削っていたわけです。
しかしいつの間にかこれが『日本ではLINE』・『韓国ではカカオトーク』のように綺麗に市場が分担されているように感じるのです。
どちらも韓国の会社。
検索サイトとしてはNAVERが韓国のメインとなっていて人々のコミュニケーションツールまでもがその子会社のLINEとなれば韓国のSNS・インターネット市場は独占状態となるが、市場の規模としては人口1億2700万人いる日本の方が人口5125万人の韓国に比べて明らかに市場規模が大きい。
つまり必然的に人口に比例してユーザーも多くなるって話なんですね。
これをどう市場分けしていくか。となった時に、韓国最大のポータルサイトNAVERが日本のSNS市場を力で抑え、カカオトークの技術・システムを蔑ろにするのはこれまたもったいない話であるため、双方で力の入れる方向性を取り決めたのではないかと勝手に推測しております。(注:これはあくまで推測です)
もしそうならLINE・カカオトークそれぞれこんなにも綺麗に利用者が国によって分けられているのも少しは合点がいくような、いかないような。
(単に日本のユーザーがLINEを気に入って、韓国のユーザーがカカオトークを気に入っただけかもしれません汗)
とにかく、
LINEもカカオトークもどちらも大元は韓国の会社であった
と覚えておいてくださいね。
カカオトーク関連アプリ「カカオストーリー」って何?
カカオトークに関連しているアプリ、韓国では本当に様々な種類があります。
以前タクシーの話でも出たカカオタクシーから、カカオバンク、カカオマップなどなど韓国の方からすると色んな事がこの「カカオシリーズアプリ」で便利に解決出来ちゃうんですね。
そしてその中でもこの『カカオストーリー』は韓国版インスタグラムとでも言いましょうか、インスタグラムとツイッターとフェイスブックがギュッと1つになったようなソーシャルコミュニケーションツールで、韓国では実に多くの人がこのアプリを使っています。
使い方としては、自分の思い思いの写真を載せたり、写真にコメントしたり、シェアしたり、はたまた会社が物販を売るための広告としてつかったり…と、その用途は様々で、若者からおじいちゃんおばあちゃんまで幅広く使われていますね。(若年層優位)
日本でこれらのダウンロードが可能かどうかはわかりませんが、留学や、もし韓国に住む予定がある方、韓国の方と会話の際など、このカカオストーリーの存在だけでも知っておかれるといいかと思います。
ちなみに韓国ではこのカカオストーリー、略して『カス』の名称で愛着をもたれています。
日本語で言うと変ですね笑
韓国人たちに愛着があってその名もカス
『愛着のあるカス』
なんだかいいやつだけどものすごく使えないアプリみたいな…笑
しかしながらこちらを通じていろいろなお得情報を仕入れたり、様々な行事があることを知れたり、写真の共有ができたり…と実際は大変便利です。
ですのでこういったカカオトークの関連アプリが充実し、持っていると韓国国内では非常に便利な為、カカオトークユーザーが多いというのも1つの要因となっているんですね。
韓国ではカカオトークのキャラクターが人気
出典:세상을 느리게변화시키는 책읽기より
カカオトークはトーク内で使われるキャラクター達が人気です。とにかくこのキャラクター達を韓国国内ではよく見かけます。
シールになっていたり、キーホルダーやスマホケース、ぬいぐるみ、ピアスなどのアクセサリーなどなど。
子供のおもちゃコーナーやお土産コーナーなど、韓国に来るなれば至る所で目にすることでしょう。
バラエテイ番組などでもタレントがカカオキャラクターの動きを真似する場面なんかもあるくらい、その知名度は大きいです。
そして一方で韓国では日本のようなご当地キャラをあまり見た事がありません。
その分こういったカカオキャラクター達なんかは国民に広く知られていますね。
補足ですが韓国では他に子供達におなじみのポロロやタヨやココモンなんかのキャラクターも同じく人気です。
ご存知なかった方は検索してみてくださいね。
カカオトークまとめ
カカオトークは日本でいうところのLINE。
その存在は知らず知らずに自然と韓国の中に溶け込んでいったようです。
ほとんどの人がメインの連絡手段として使っています。
そして、ことLINEにおいては、その存在自体は知っていたり、ダウンロードはしていても、ほぼ使っていなく、スマホの奥深くに眠ったアプリとなっています。
韓国の方と連絡を取る際はLINEは控えてカカオトークで連絡をする方が無難でしょう。
検索はNAVER、連絡はカカオトーク
が今の韓国のネットワーク事情のようですね。覚えておきましょう。
追記:(2017年12月5日)
(最近は検索にグーグルを使う若者が増えてきているとの事ですが以前検索のシェアは
NAVERが70%ほど、DAUMが15%、Googleが5%、NATEが3%ほど
となっているようです)
最後までご覧いただきありがとうございました。
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コメント
はじめまして。興味深く拝見させていただきました。
LINEについてなのですが、タイや台湾の方々も多く使用されています。
なので、個人的なイメージとしては、韓国ではKakaoTalk、その他のアジアではLINEという感じです。