数々の美味しい料理が存在する韓国。
キムチや韓国のり、ビビンパなど日本にもその存在は広く知れ渡っているものもあり馴染みの料理もあるでしょう。
サンチュや唐辛子などの中には日本ではなかなか見られない種類のものも多数存在しているようにここ韓国では実に愉快な食べ物も数多く存在しております。
今日はその中でもユニークな食べ物、コブクソンを食べてみたいと思います。
コブクソンとは?
こちらがコブクソンです。
見た目はフジツボのような感じですね…
ゴツゴツとしていて一見食べ物には見えないのですがどのようにして食べるのでしょうか?
コブクソンの実食
まずは先程のコブクソンを一旦家に持って帰ってきました。
そしてその中の一つだけ切り離してみます。
切り離せました。
一つだけ切り離すとこのような形に。何かのグローブのようにも見える…?
でも、どの部分を食べるのか…この時点ではまだはっきりとはわかりません。
2つに割って中を覗いてみます。
破った感じは「ミチミチッ」とか「ベリッブチッ」みたいな音が出ます。
白くて硬い方の中には茹でタコみたいな身が入っていました。
こちらを食べてみます。
味は…悪くないですね。
見たまま茹でたタコとか貝みたいな味と食感。
歯ごたえとしては柔らかいけど程よい弾力があります。
中の身一つの大きさ自体はアサリくらいですが、身はアサリよりも少ない感覚です。
お酒と相性良さそうな感じです。
食べ終わったコブクソンの中身。
ビニールとかサランラップみたいなものが土台になっていますね。
これは何なんでしょうか?不思議です。
こちらは食べられませんでした。
まとめとコブクソンについて
画像は海の中のコブクソン。やはりフジツボのように見えますね。
コブクソンは
韓国語で거북손と書きます。
거북의 손을 닮았다 (亀の手にそっくりだ)
といい、亀の手のような姿形のことからこの名前がつきました。
フジツボ類だそうです。
このコブクソンの他にも、亀の足・うちわの手・黒い手・宝殺などと地方によって呼び名が多少変わるようです。
特に宝殺に至っては、仏教でいう極楽浄土を意味し、その昔は海の中に極楽浄土を意味する竜宮があり、ウミガメを人の世と竜宮をつなぐ使者と考えていたそうです。
まさに浦島太郎ですね!!!
韓国にも浦島太郎のような迷信があったんですね。仏教徒も存在しますのでそこからの伝承なのでしょう。
実際韓国の児童書の中には亀が海の中へ連れて行くというような内容の本も有りますので、そのあたりの亀に対しての考え方や迷信は日本のそれと似たようなところがあります。
このコブクソンですが韓国で日常ではそこまで頻繁には出てきません。
どちらかといえば珍味の部類に入り、魚介類に属するので韓国は海産物で有名な釜山方面なんかに行った際はチャレンジしてみるのもいいかと思います。
以上、「韓国の珍味!?コブクソン(거북손)とは一体何?実際に食べてみた」でした!
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント
見た目的にはあまり美味しそうに見えないんですけどね…
味付けとかは無しでいいんですか?
味付け無しです。塩茹でして食べます。磯の香りがして美味しかったですよ。