韓国料理の中でも人気なプルコギ。
辛い味付けが多い韓国料理の中でもそこまで辛くないプルコギを好きな人は多いのではないでしょうか。
今回はそんな日本でもすっかり馴染み深い料理となっているプルコギについてご紹介します。
プルコギとは?
プルコギの誕生は朝鮮戦争時代に遡ります。
北朝鮮による攻撃で住む家を失った韓国人たちは屋外でコンロを囲んで食事をとっていました。
その時にお肉を醤油ベースで味付けした後に鉄板で焼いたことがプルコギの始まりと言われているそうです。
過酷な状況下にあった当時の韓国において、皆で顔を合わせ肉を囲みながら食べられるといったプルコギのような料理は精神的な励みにもなったのではないでしょうか。
それが広がり今ではすっかり韓国料理店や家庭など、韓国ではどこでも食べられるポピュラー料理となりました。
プルコギという名前の由来はプル=火、コギ=肉、を合わせた言葉で、肉としては主に牛のロースやヒレ肉などの赤身が使用されています。
プルコギパンと呼ばれる中央が盛り上がっているプルコギ専用の鍋を使用することが多く、中央から流れ落ちた汁をつけながら食べる、といった方法で食すのが圧倒的に多いですが、現在ではそのプルコギも汁気をあらかじめ飛ばして炒めたり、ダシを多めにいれてスープ料理にしたりと様々な変化を遂げているようです。
伝統的なプルコギは焼肉ともすき焼きとも違った独自のジャンルを確立しているように思えますが、日本にとってはどちらかというとすき焼きに近いといった感覚です。
プルコギの食べ方は?
そんなプルコギは家庭でも作りやすく、お店に限らず、家庭によってそれぞれの味を持っている、と言われています。
まさに各々の家庭の味を知れる料理がプルコギなのですね。
プルコギに使われる野菜は玉ねぎや春雨、キノコなどが入っていることが多く、肉と野菜の組み合わせなのでお好みで好きな野菜を入れても問題ありません。
そしてその野菜と肉の味の決め手となるのが何と言ってもタレ。
醤油ベースに砂糖やニンニク、生姜などが入っていることが多く、あっさりとした味付けです。
焼く前に肉をしっかり醤油ベースに漬け込んでおきましょう。
できあがったプルコギはもちろんそのまま食べても美味しいですが、サンチュや荏胡麻などの野菜に包んで食べると更にあっさりとヘルシー料理として食べることもできますよ。
ソウルで有名なプルコギのお店は?
家庭でご自身で味付けして食べるプルコギも勿論美味しいですが、ソウルには美味しいプルコギの店も沢山あります。
今回は有名店を2店ご紹介します。是非お店でも食べてみて、ご自宅で味を再現してみるのも楽しいですよ。
・ソウルプルコギ
地下鉄4号線 明洞駅5番出口徒歩2分のところにある『ソウルプルコギ』。
自慢の牛は毎日馬場(マジャン)畜産物市場から仕入れているとのことで上質な肉を味わうことができます。
中央が盛り上がった伝統的なプルコギパンにこれでもかというくらいに肉と野菜が盛られてでてきます。
かなりの量にはじめは圧倒されるかと思いますが、実際に食べ始めると意外と完食できてしまうのはやはりタレがあっさりしているからかもしれません。
<カカオタクシー>
目的地に「서울불고기 명동본점」と入力
・保健屋(ポゴノッ)
地下鉄5号線 乙支路4街駅4番出口徒歩2分のところにある『保健屋(ポノゴッ)』。
なんと1970年代から創業している老舗店です。
そんなわけあってか店内には観光客のみならず、韓国人もわざわざ遠くから足を運んだりと、満席になることも多い人気店。
ここでは残ったプルコギとご飯を混ぜて炒めご飯にしてくれるといったサービスも。
これもかなり美味しく、最後の一口まで飽きずに食べることができます。
<カカオタクシー>
目的地に「보건옥」と入力
日本で今ちょっとした話題。家庭で味わえる日本式アレンジプルコギ
日本でも有名なディスカウントストアであるコストコ。
実はコストコでもプルコギが人気商品なのです。
行くと必ず買う!という人も。
そんな人たちの間で今コストコのプルコギを家庭でアレンジした料理が話題となっています。
それはプルコギ焼うどんであったり、プルコギハヤシライスであったり…アレンジされている種類は実に豊富。
韓国ならではの本来のプルコギも楽しみつつ、是非、ご家庭でアレンジした別メニューも開発されてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
肉と野菜、バランスよく取ることができながらもお腹いっぱいになる料理、プルコギ。
家庭の味としてバリエーションが豊かなところも魅力的です。
家庭でもお店でも。
是非さまざまなプルコギを追及してみてくださいね。