日本にお住いで、お子様をお持ちの方なら必ずと言っていい程行う年中行事の七五三ですが
日本にほど近い韓国でも同じ様に七五三はあるのでしょうか?またはそれに近い催しはあるのでしょうか?
まるかんは調べてきました。
神社の存在が鍵!?
ご自身のお子様でご経験のある方なら身をもってお知りでしょうし、もちろん単身の方でもご存知だとは思いますが、ここでもう一度おさらいの意味も兼ねて七五三とはどんな行事なのかを見ておきましょう。
七五三とは
七五三(しちごさん)とは、7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝う日本の年中行事であり、神社などで「七五三詣で」を行いご報告、感謝、祈願を行う奉告祭。
参照:Wikipedia
ご存知のように、ご報告、感謝、祈願を行う奉告祭とあるように、七五三を執り行う際は神社などに出向く事が一般的なわけです。
神社?
でも韓国に神社ってあったっけ?私は韓国に来てからと言うもの神社らしきものを見た事がありませんこれは先行きが怪しい…。
お寺はあります。
キリスト教徒が多く教会もそこら中にある韓国ですが、中には仏教を信仰している方もおられますし、山奥に行けば大なり小なりのお寺が存在しているのは確認済みですある程度の宗教の自由はある。
が、韓国全土にその風習が染み渡っているかとなると、この時点で疑問が湧いて来ます。
試しに韓国人の知人数名に聞いてみたのですが、なんと서낭당(ソナンダン)という神社に近いものはあるそうです!
が、規模が小さく、日本のそれとは違います。
それに七五三という存在はやはり知らないようです
ならば!
同じとは言わないが七五三のような儀式は存在するのか?
以前にも記事を書いたのですが、子供の一周年を祝う儀式はあるようです。
・一生に一度の子供のための韓国の盛大なパーティ、トルチャンチとは?
でもそれだけ?
いえ!ありました。
100日記念日ペギルチャンチ
※写真はイメージであって実際とは異なります。
ある記事によると、
백일상(ペギルサン:百日床)という食事を 準備し、三神(または産神)にお供えするというもの。 必ず準備しなければいけないものは、백설기(ペクソルギ)という粳米で作った白いお餅。 それに、果物(桃は除くらしい)・牛肉を入れたワカメス-プ、白いご飯、水(本来は 夜明けに初めて汲んだ井戸水)。 三神用にご飯・ス-プ・水は箸・スプ-ンと共に三膳分準備するのが基本。 後は三色ナムル、ジョン(韓国ピカタ)、焼いた海苔、ノビアニ(牛肉を焼いたもの)、 チャプチェなど、その家庭での慶事料理を準備する。
ペギルヂャンチと呼ばれる子供の100日を祝う行事が各家庭であるという事です。
しかし、細かい決まり事が多く、用意するものや料理の準備にお母様方は相当な時間と労力を使いそうですね。
ペギルヂャンチの際には日本の着物に当たる韓服を着、決められた慶事料理を振る舞い我が子の100日記念日を祝うという事なのでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
様々な類似点が多く、位置的にも目と鼻の先にある日本と韓国。
しかし、子供の記念日に関しては様々な違いが見られる事がわかりました。
子供の為を思う親の気持ちは一緒なはずなんですけどね。文化の違いは面白い。
今回の記事、以上の2点を踏まえると韓国では、
日本のような七五三は無いが、100日目と1周年を祝う記念日が存在する
という結果となりました。