お子様をお育てになられたことのある方でしたら、一度は通る道だと思いますが、
子供に何か覚えさせたいという願望。
「〇〇くーん」
「はーい!!」
と言って手をあげる動作。
「いーたーだーきーます!」
と胸の前で手をあわせる行為。
たいていの方は子供にこういった事を教えるのではないでしょうか。
そしてこれらは韓国でも同じように行われています。
「〇〇ー!(名前フルネーム)」(韓国では『君』や『ちゃん』付けは無い)
「ネー!{韓国ではハイの返事は네(ネ)}」
と手をあげる。
「チャルモッケスミダー!」(いただきます)
と両手を胸の前で合わせる事。
などこれらは日本で行われている行為となんら変わりません。
しかし今回、
日本のそれとは違う
『韓国の親が子供に必ずと言っていいほど教える一風変わった事』
を取り上げたいと思います。
では早速見ていきましょう。
①ドリドリドリ
こちらは「ドリドリドリ…」と言いながら首を左右に振る動作。
ちょっとまるかんも書きながら何言ってるんだろう笑と思うくらい意味不明の動作ですが、これはやっとハイハイし始めたくらいになる時期の6ヶ月くらいから言い聞かせ始め9ヶ月目くらいから子供が反応してくるようなイメージで行われます。
首をイヤイヤと横に振るようにドリドリする事により首の筋肉の発達を促すのが体の発達の面では目的であると考えられます。
声かけの仕方
ドーリドーリドーリ…
ドーレドーレドーレ…など地方によって多少違いあり
リズム
4番の3拍子が一番近い
(特に決まりはありませんが)
教える時期
6ヶ月過ぎから1才くらい目安
②ソンマソンマ
正確には「ソmマ」という風に「ん」が「m」になるのですが、言い慣れないとめんどくさいのでソンマでOKです。
これは親の片方の手のひらに子供が両足で乗りバランスをとるという中国雑技団ばりの行為です。
*注:通常父親が行います。女性だと怪我します危ないです。
声かけの仕方
リズム
共に無し
教える時期…というか勝手にやる時期
何ヶ月でも良し。だいたい8ヶ月前後。
中には4か月から行うツワモノも。
섬마섬마で検索(どなたかは知りません
(押す前に音小さくしておいてください)
③ジェムジェムジェム
このようにジェムジェム…と言いながら手をグーパーさせる動作です。(ジェムジェムのムはmが発音的にはネイティヴチック)
手の発達を促すのが狙いだと考えられます。
基本的には両手を顔辺りより少しだけ前に出た位置で(肘は曲がっており、楽なポジションで)グッパーグッパー繰り返します。
グッの時にジェムと同時に言うような感じですね。
テンポとしては妖怪ウォッチのヨーデルヨーデル…と歌う時と同じくらいのテンポ感です。
声のかけ方
ジェムジェムジェムジェム…
ムがンとなるのも聞く(ジェンジェンジェン…
リズム
4分の4拍子がリズム的には近い。というか妖怪ウォッチ
教える時期
9ヶ月前後から1才前後でマスター!
結構習得率高いです。
④ゴンジゴンジ
これもジェムジェムと同じくらいの時期に教える動作です。
先ほどのジェムジェムとコンビで教える事も多いですね。
どちらか片方の手をパーにして、もう片方の手は人差し指でパーの方の手のひらにちょんちょんとつつくようにします。
これができると可愛いんですがね…
正直難しいです。なかなか覚えにくい度ナンバー1です。
声のかけ方
ゴンジゴンジ…そのままです
ジンジンジンジンと言う事もあります
リズム
ジェムジェムと同じく4分の4拍子的に
教える時期
9ヶ月前後から1才前後
というか一生やってくれずに終わる事も…?
⑤ジャッジャッグンジャッジャッグン
こちらは拍手をするように動かす行為です。
「ジャッジャッグン、ジャッジャッグン」と言いながら基本「ジャ」の時に手を叩くイメージで行われ、先述のジェムジェム&ゴンジゴンジの時期とほぼ同時期に教えます。
笑顔で行うのがポイントですね。まぁ何事もそうですけど。
声のかけ方
「ジャージャッゴ、ジャッジャッゴ…」
と最初のジャーを伸ばし目に、二番目のジャジャゴは短めに
リズム
「タータッタ、タッタータン」のリズム
手拍子自体は4分の4拍子で
教える時期
基本的には9ヶ月〜1才ですが、
6か月ぐらいからなんとなく手拍子してるっぽい動きしたらそれに合わせて「ジャッジャーグン」って言っちゃえば成功です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こういったことは韓国では常識で行われています。
今回はまるかんが独自の視点でお伝えしましたが、これは古来から伝わる伝統的なものなんだそうで、実は全部で10つの教えがあるのだそうです。
【단동십훈(ダンドンシップン)】
という、きちんとそれぞれの行為にきちんとした意味のあるものなのです。
でもそんな堅苦しいことはもっとコアなレベルになってからで
ということで。では。