こんにちは。まるっと韓国のまるかんです。
子供に歌い聞かす童謡。
もちろん日本にある様に、韓国にもあります。
そして、韓国で童謡を聞いていると、
あれ?この歌日本でも聞き覚えある!…とか、メロディが同じで歌詞だけ韓国語になっている様な童謡を耳にするのです。
そこで、今回はそんな韓国の童謡とはどんなものがあるのか、また、日本と同じものや世界共通の童謡など、ひとつひとつの背景も含めて解説していきたいと思います。
覚えている歌があればぜひ韓国語歌詞を当てはめてみてください。
一人でいるなら口ずさんでもいいですよ笑
では、いってみましょ〜(DJ)
ちょうちょ
ちょうちょ〜ちょうちょ〜菜の葉にとまれ〜でおなじみのちょうちょですが、
韓国でも歌われています。
なんでも、ちょうちょは欧米各国に伝わる童謡に日本で独自の歌詞を付けた唱歌だそうで、
ドイツの古い童謡「Hänschen klein」(訳
「幼いハンス」)という曲が原曲とされているそうです。
日韓共にメロディは全く一緒ですが、歌詞が違います。
韓国では
『ナビヤ〜ナビヤ〜イリナラオノラ〜』
という歌詞がちょうちょのメロディにのせて歌われています。
これに関してはすでに知っている方もいるかもしれませんね。失礼しました汗
歌詞の内容も和訳すると、
ちょうちょちょうちょ、こちらにおいで
黄色いちょうちょ白いちょうちょ踊りながらおいで
春風に草花もにこにこ笑いながら
小鳥もチュンチュンチュン歌いながら踊る
といった具合に日本の歌詞とはまたひと味違った歌詞に変わっていますね。
*ちなみに韓国語の歌詞を載せておきます。
나비야 나비야 이리 날아오노라
노랑나비 흰나비 춤을 추며 오너라
봄바람에 꽃잎도 방긋방긋 웃으며
참새도 짹짹짹 노래하며 춤춘다
大きな栗の木の下で
題の通り『おおきなくりの〜きのしたで〜』で始まる童謡ですが、元々の英題はUnder the spreading chestnut treeといい、イギリス民謡をもとにした童謡だそうですが、作詞者・作曲者ともに誰が書いたのかは不明なのだそうです。謎な曲ですね笑
これも同じく日韓共にメロディはそのままで歌詞だけ違います。ただしこちらは韓国語の歌詞も日本の歌詞も内容はほぼ一緒です。
2行目がちょっと違うのと、3行目の部分が日本の『仲良く遊びましょう』に変わり『仲良くお話ししましょう』という内容に変わっています。
韓国語歌詞
커다란 꿀밤나무 밑에서
친구하고 나하고
정다웁게 얘기합시다
커다란 꿀밤나무 밑에서
こちらは和訳
大きな栗の木の下で
お友だちと私(と)で
仲良くお話ししましょう
大きな栗の木の下で
むすんでひらいて
『むすんでひらいて』は、童謡、文部省唱歌。作詞者は不詳、作曲者はフランスの思想家・著作家ジャン=ジャック・ルソー。
むすんでひらいてっておフランスの曲なんですね!全く知りませんでしたし、正直いままでこの曲にフランス感1mmも感じていませんでした(汗
日本の曲じゃなかったの⁉︎
こちらも同じく共にメロディは一緒で歌詞もほとんど一緒ですが最後2行が違います。
韓国語歌詞
주먹 쥐고 손을 펴서
손벽 치고 주먹 쥐고
또다시 펴서 손뼉 치고
두 손을 머리 위에
해님이 반짝 해님이 반짝
해님이 반짝 반짝거려요
和訳
むすんでひらいて
手を打ってむすんで
またひらいて手を打って
両手を頭に
おひさまキラキラ おひさまキラキラ
おひさまキラキラ キラキラきらめいてる
きらきら星
きらきら星という名前自体は、18世紀末のフランスで流行したシャンソン”Ah! Vous dirais-je, Maman”(あのね、お母さん)を日本語名したものだそう。
イギリスの詩人、ジェーン・テイラーの1806年の英語詩 “The Star” による替え歌”Twinkle, twinkle, little star”(きらめく小さなお星様)が童謡として世界的に広まったことでその後さまざまな言語に翻訳され、現在では世界中で愛唱されている童謡です。
『きらきらひかる〜お空の星よ〜』から始まるこの歌は有名も有名ですよね。知らないひとはまずいないのではないでしょうか。
実はこのきらきら星ちゃんもフランス生まれイギリス育ち。それが世界に旅立ったものなんですね!いや〜ものすごい大出世です!しかもご長寿。18世紀末から生きてますからね。200歳以上?
韓国では『小さな星』という意味の『작은 별』というタイトルになっています。
韓国語歌詞
반짝반짝 작은 별 아름답게 비치네
동쪽 하늘에서도 서쪽 하늘에서도
반짝반짝 작은 별 아름답게 비치네
和訳
キラキラ小さな星 美しく光るね
東の空にも西の空にも
キラキラ小さな星 美しく光るね
終わりに
はい。いかがでしたでしょうか?
という事で、長くなってしまうので一旦ここで紹介①を終わりにさせて頂いて、
次回また童謡②をご紹介させていただきます。
楽しんで頂けたでしょうか?
そしてしっかり口ずさめたでしょうか?
もし近く人がいたらそれは呪文の様に聴こえるはずです。
ナビヤ〜ナビヤ〜、あたりは特に!危険です!
という事で次回はもっと大きな声で歌ってみましょう!
では。