この間、こんな記事を書きまして。
【基本設定】使用言語設定変更のやり方 | iPhone版〜スマホの中で旅をする〜
『スマホの中で旅をする』なんて大それたタイトルにしてしまったからかFacebookを中心に少々の反響があったわけですが、
今回この記事をひっくり返すような内容を皆さんにシェアする事になるのかもしれません。
以前の記事を見た方は是非ご覧ください。
前回までの流れを簡単に説明
前回の記事で、
スマホの中の使用言語を変えると
- ホーム画面の各アイコンの文字・名前
- 確認・警告・お知らせなど通知の際の説明
- 設定アイコンをはじめとする各アプリ内の文字
- 完了・キャンセル・削除などの確認時の文字
以上の事が変わりますよ〜、
では韓国へ行ってらっしゃい。
なんてことを言ったのですが、、、
まずはやめておきましょう。
と今回付け加えておきます。
使用言語を変えるに至った背景
スマホの使用言語を変えることで勉強の一助になるかもな〜的な考えでおいでの方はおられたことかと思います。
私もその一人でした。
実は人知れず無駄に語学好きでこれまで他言語習得にありとあらゆる手段を行ってまいりました。
そして、かつて韓国語の習得に精を出していた時期、
「なんだかいつまでたっても実践的な韓国語が上達していないような気がする…
どうしたら何も考えずにすらすらと言葉が出てくるようになるのだろうか…」
「どうしたら日常韓国語が上達するのか………日常……日常………」
「ん!!日常から違う言語にどんどん変えていけば早いんじゃないか?!」
「日常でいつも触れているスマホやパソコンの文字を変える事で圧倒的に他言語に触れる機会が増えるはず!」
「その中で分からない言葉をどんどん翻訳していけば上達する(と思う)!」
という流れからこの「スマホの使用言語を変える」ということにたどり着きました。
そして早速、使用言語を変え、生活をスタート。
しかし!
変更ししばらく経った頃ある事に気がついてしまったのです。
スマホの使用言語を変えて気づいた事
しばらくこの別言語生活をしていたのですが、
ある時、ふと何かの確認画面がポーンと画面中央に現れました。
普段から別言語にしていたためもあって確認画面をほぼ見ることなく、何気なくその2つある選択ボタンの1つを選択し押しました。
しかしその瞬間、
あ。これはまずいな…と感じたのです。
別にその確認画面のボタン選択ミスをしたわけではありません。
その無意識にボタンを押してしまっていることにヤバさを感じたのです。
これはどういうことかというと、
そのスマホはこれまで日本語で半年以上は使っており、日本語の環境に慣れきっていました。ですから、使用言語を変え、別言語での操作をしていたわけですが、ある一定の、ありきたりな確認画面(位置情報ONか否かなどの)が現れた時に、
もはやそれが韓国語であるかすらも頭に入っていない状態で選択していたわけです。
「え!?さっき、何も考えなくてもすらすらと…って言ってたじゃん」
とお思いになられたら、よくこの記事をご覧になられていて嬉しい限りですが、
私はおそらく、
言語に慣れていたのではなく、スマホに慣れていたのです。
このスマホのこの動作の後には大体この質問が来るといった予測をして指が勝手に動いていたのだと気付いたのです。
オススメしない理由①
使用言語を変えても言語に慣れるよりも先にスマホの画面に慣れてしまう事
もう一つの問題点
さらにもう一つの問題点なのですが、
このスマホの使用言語を変えるに当たって一番厄介なのが、
設定画面などの説明が他言語であるという点です。
だから変えたんじゃないかって?
確かにそうで、言語を覚えたいから変えたはずなんですが、
・今急いでいる(だから今翻訳してる場合じゃない)!
という時や、
・何だかはりきって語学を勉強する気分になれない時
など、まだ自身の語学力が追いついていない場合に大変不便だという事。
それに加えて、
・設定などでわからない事があって代わりにやってもらおうと人に渡す時の恥ずかしさ。
スタッフ「あ、設定、韓国語なんですね…」
私「あ、はいそうなんですよ」
スタッフ「ところでここなんですけど、これなんて書いてあるんですかね?」
私「えーとこれですね〜(始め分かってるフリしてみる)
…えぇーと……えと、あの、ちょ、ちょっと待ってくださいね〜汗」
スタッフ(え…知ってて変えてるんじゃないの…?)
…的な何とも言えない変な空気感。
・道がわからなくてマップを開いたのにいちいち韓国語表記になってて余計わからなくなった
という体験談や、
・連絡帳を開いたら名前が姓名ではなく、名姓の逆に登録が変わってしまっていた事
(韓国語ではなく別の西洋の言語の場合に)
など
今までの生活とは違い様々なギャップが待ち構えていたという現実でした。
おすすめしない理由②
あらゆる状況でも知らない単語は調べないといけない手間が予想以上にかかる事
まとめ
以上の事からまとめると、
旅行は旅行であって、
実際住むのとはえらい違いがある
という事じゃないでしょうか。
使用言語を変える事はもはや旅行ではなくてベースを海外に置くという事と同意。
これは語学を勉強する初級の方には少し辛い事なのかもと。
ですので、
くれぐれも使用言語を変える際は
どれだけ切羽詰まっても翻訳するんだ!ってくらいタフな環境に耐えれる精神を持つか、
少なくとも中級以上になってから変えるように。
ましてや設定画面で使われる用語なんてのはそこまで頻繁に日常で出てこないですしね。
追加で
使用言語の変更は
ある程度言葉が自然に使えるようになって、さらに日常化させたい、とか
“アクセシビリティ”とか”ストレージが何ちゃら”とかの機械操作系の単語もマスターしたかったらやれば良いと思います。
イメージ的には操作の面での単語が80・90%くらいはわかっていて、残りの10・20%くらい調べるってくらいがバランス良いと思います。
あまりにもわからない言葉だらけだと翻訳するのに疲れて骨折れます。
なので一旦そこはやめときましょう。