こんにちは。まるっと韓国のまるかんです。
いきなりですが問題です。
Q : トイレットペーパーは韓国語で何というのでしょうか?
トイレットペーパーを韓国語で〜?
でも『トイレットペーパー』はカタカナだから外来語でしょ〜?
『リモコン』とか『テレビ』も発音は違うけど韓国でも同じく通じるし…
トイレットペーパーももしかしたらそのまま通じるかも!
しかし正解は
A: 화장지(ファジャンジ)もしくは휴지(ヒュジ)なんですね。
화장지(ファジャンジ)は主にトイレ内の紙、そのままトイレットペーパーの事をさします。
휴지(ヒュジ)の方はペラペラした紙(A4などの紙とは違う)いわゆるティッシュの事をさすのですね。
飲食店のあの良くテーブルの隅っこに置いてあるアレもそうです。
韓国のトイレ、注意点とは?
初めて韓国へ旅行などで訪れる方は覚悟しておいた方が良いことがあります。
それは韓国では、使用済みトイレットペーパーをゴミ箱へ捨てなくてはいけないということ。
このゴミ箱の事を휴지통(ヒュジトン)と言います。
大きなデパートや百貨店、新しく出来たビル内のトイレなどでは使用済みのトイレットペーパーをそのまま便器に流せるところも増えてきています。
ですが公衆トイレや古くからある 雑居ビルのトイレ、個人の建物など(一部除く)では基本的にはこの휴지통(ヒュジトン)が設置してあり、そこに使い終わったトイレットペーパーを捨てるようになっているのです。
「え……なんか汚い」 「臭いがしそう…」 「不衛生…」
はい、全部わかります。 しかしこれは韓国の国民が望んでこうしているわけではないんだという事をまずはお伝えしておきます。
公共設備の改善
この使用済みトイレットペーパーゴミ箱問題とでも称しましょう。←
これには、まずひとつ、韓国政府の協力が必要不可欠です。
便器から流れる水、これは下水道です。 その下水道の施設見直し・管理が大々的に行われないことにはなかなか韓国全域でこの問題が解決される事は無いでしょう。
筆者の考えとしましては、やはりソウルや釜山などの大都市から徐々に改善が1番現実的なのでは無いかと考えております。 まずは区域を分けて徐々に工事をしていく事。
それに伴って今までトイレットペーパーをゴミ箱へ捨てていた方の意識も徐々に変わっていけばそのうち日本のように意識せずにトイレットペーパーを流せるような社会になることでしょう。
トイレットペーパーを作る会社にも問題がある
何気なく流しているあのトイレットペーパー、実はテクノロジーの塊なんです。
どういうことかというと、あの紙、実は只者じゃなくて、水に溶けやすく作られているんです。
つまり、トイレにそのまま流した時の事を考えて作られている為、詰まったり逆流する様な事が起きないんですね!
これは日本のトイレットペーパー作ってる会社さん、素晴らしいです。
もちろん韓国にも水に溶けやすいトイレットペーパー、あります。
しかし、一方でゴミ箱へ捨てる事を前提に作られているトイレットペーパーも存在しているのです。 会社側としてはまだどちらも需要がある為やむを得ません。
開発技術コスト、紙の資源コストの面を考えても、需要があり費用が安く作れるのであれば、それを選択することも仕方のない事となっているのでしょう。
となると、やはり国民の意識や需要が高まり施設も変われば、トイレットペーパー製作会社も需要のある方へと移行していく為、必然的にゴミ箱の数も減っていくという流れができます。
つまり
政府がインフラ整備をして
↓
国民の意識が変わって
↓
トイレットペーパーの質が変わって
↓
韓国全域に広まる
(順番は前後したりすると思いますが)
という流れが必要となるでしょう。
んー……まだこの問題、時間がかかりそうですね…
まとめ
今回韓国のトイレ事情についていくつかお伝えさせていただきました。いかがだったでしょうか?
韓国の歴史から言っても何年か前の日本のようといった印象を受ける場面も少なからずあります。
このヒュジトン問題に関してもいずれは無くなる事でしょう。
しかしながら、明日、来年にも解決される様なヤワな問題でもないこと。
そして皆さんの中で特に初めて韓国へ観光に行かれる方は
使用済みトイレットペーパーをゴミ箱へ捨てる
この意識は忘れないよう、注意してください。
そしてこれは誰が悪いとかそういった問題じゃないってことを理解しておいて頂けると、まるかんこの記事を作った甲斐があるってもんです。
なんかたまに、「だから韓国人は……」とネガティブな声を耳にしたりするので。
個人やお店のせいじゃないよ〜って事ですね。
以上、「トイレットペーパーは韓国語で何ていう?韓国のトイレ事情とは?」でした!
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