韓国の済州島は温暖な気候と自然、そしてマリンアクティビティが充実していることから、たくさんの観光客が訪れる人気スポットとなっています。
韓国人の間でも「バカンス=済州島」のイメージは少なくありません。
しかしインターネットに投稿されている口コミを見てみると、「済州島はつまらない」と述べている人の姿もちらほらと見られます。
今回は済州島に対する否定的な口コミや評判を取り上げて、「済州島はつまらない」という噂を検証していきます。
済州島は本当につまらない?気になる噂をチェック!
それでは一つずつ否定的な口コミや評判を見ていきましょう。
・「韓国料理は美味しいって言うけど、日本にも韓国料理のお店はたくさんある。日本で食べた方が美味しい。」
引用:Deskgram
確かに現在日本にはたくさんの韓国料理のお店があります。
特に東京の新大久保は韓国人街として知られており、韓国人が作る本場の韓国料理を楽しむことができます。
しかし済州島には、済州島でしか食べられない料理もたくさん。
済州島特産の黒豚を使ったサムギョプサルやポッサム、素麺料理のコギククス、海で囲まれた済州島ならではの新鮮なシーフード料理の数々、温暖な気候で育った甘くて美味しいハルラボンなど、多種多様です。
中でも黒豚は韓国国内でも希少価値が高く、肉厚でジューシーな味わいが特徴的です。
実際に済州島を訪れた日本人観光客の多くは、済州島のグルメに大満足をして帰国しています。
・「韓国と聞くとショッピングが有名だけど、日本でも十分買えるものばかり。わざわざ済州島でショッピングをする必要はない。」
引用:tistory
日本でも韓国製のコスメや洋服、アクセサリー、食材などは買うことができます。
最近はインターネットショッピングもメジャーになっているので、手軽に手に入れることができるようにもなりました。
しかし済州島へ旅行に行った人たちの中には、市場でのショッピングが楽しかったと述べる人が少なくありません。
済州島には地元民ご用達の市場がたくさんあります。
中でも有名なのが、「東門在来市場(トンムンジェレシジャン)」です。
済州島内の市場でも最も古い歴史を持ち、300以上のテナントが所せましと立ち並んでいます。
野菜や肉、水産物、果物、衣類、日用品、土産物など、生活に関わるもの全てがそろっていると言っても過言ではありません。
韓国人たちと片言の日本語で商品の説明を受けたり、値段の交渉をしたりと、日本では体験できないようなショッピングを楽しむことができるのは済州島だけです。
また市場での地元民の生活を垣間見ることができるのも、済州島ならではですね。
・「済州島には絶景や秘境などの魅力的な観光スポットが少ない。」
引用:Deskgram
済州島には現在、世界遺産があります。
「漢拏山(ハルラサン)国立公園」
「城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)」
「拒文(コムン)オルム 溶岩洞窟」の3か所です。
これら3つは世界自然遺産として認定を受けており、済州島の面積の10%も占めています。
済州島の自然の多さと広大さを知ることができますね。
「漢拏山(ハルラサン)国立公園」は韓国で最も高い火山。
噴火口の周辺には1800種類もの植物が自生しており、学術的価値が高いものばかりです。
長きにわたる噴火活動により側火山が続々と生まれ、現在の広大な姿を作り上げました。
雪に覆われた冬の光景や、新緑がまぶしい夏の光景、紅葉が美しい秋の光景など、季節ごとに違った顔を見せてくれるのが特徴です。
「城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)」は海底噴火によって形成された岩山です。
韓国国内で初めて自然遺産として認定され、認定以来たくさんの観光客が訪れる済州島でも人気のスポットとなっています。
山頂からは山の麓や美しい済州の街並みを一望することができます。
「拒文(コムン)オルム 溶岩洞窟」は、漢拏山の噴火によって作られた洞窟です。
数ある洞窟の中でも有名なのが、「万丈窟(マンジャングル)」。
全長7.4キロにも及ぶ、巨大な洞窟です。
一般公開されているのは1キロほどのみですが、石柱や鍾乳、溶岩流線など、自然の神秘に触れることができます。
・「ぼったくりや押し売りなど、お金に関するトラブルが多い。」
ぼったくりや押し売りなど、お金に関するトラブルはどこの国にもあることです。
済州島では日本人や中国人に対するぼったくりや押し売りはたまにありますが、数としてはとても少ないです。
お金に関するトラブルは少ないと言われていますが、それでもある程度の自衛はしなければいけません。
商品を買う場合は事前に金額を確認しておく、交渉に自信がないのであれば値段が表示されている商品を買うようにするなど、少し気を付けるだけで被害を防ぐことができます。
まとめ
今回は「済州島はつまらない」と言われている理由について、噂を検証してみました。
済州島には済州島でしか体験することができないグルメや観光、地元に人たちとの交流など、魅力がたくさんあります。
もちろん何を面白い、つまらないと思うかは人それぞれの価値観によって違いますよね。
「済州島はつまらないのでは?」と思っている人は、今回紹介した記事も参考にしてみてください。