韓国料理と聞いて、あなたは何を想像しますか?
キムチやピビンパ、冷麺、サムギョプサルなどたくさんの種類がありますよね。
そして多くの日本人が韓国料理に抱くイメージが、辛いということでないでしょうか。
韓国人は辛いものが大好きで、毎日のように辛い料理を食べています。
今回紹介する韓国料理のチュクミは、多々ある辛い韓国料理の中でも辛みが強いと有名なもの。
いったいどんな料理なのか気になりますよね!
チュクミの特徴や味、美味しい食べ方、よく間違えられるナクチとの違い、そして韓国ソウルで美味しいチュクミが食べられるお店を紹介します。
韓国料理のチュクミとはイイダコのこと
チュクミとは韓国語でイイダコのことを指します。
イイダコは韓国や日本などの東アジアの海に生息しているタコの一種で、大きさは小さいのが特徴です。
チュクミはタコの種類を表しますが、韓国ではチュクミ=チュクミポックムという料理を一般的に指します。
ポックムは韓国語で炒めるの意味。
イイダコを唐辛子やコチュジャンなどの辛いスパイス類で炒めた料理が、チュクミといいます。
チュクミはとにかく辛いのが特徴です。
真っ赤な見た目のイメージを裏切りません。
辛い料理が大好きな韓国人でさえチュクミを食べると「辛い!」と叫び、人によっては食べられないこともあるようです。
またチュクミを食べた翌朝はお腹を壊すことも少なくなく、どれほど辛いのかが分かりますね。
チュクミの美味しい食べ方
お店でチュクミを注文すると、炒められたチュクミが大きな鍋に入って運ばれていきます。
イイダコは手足が短くカットされているので、そのまま食べることも可能です。
チュクミ本来の味と辛みを味わうならそのまま食べるのが良いですが、おすすめはエゴマの葉に包んで食べる方法。
たいていのお店ではチュクミと一緒にエゴマの葉やもやしナムル、大根の漬物などが付け合わせとして提供されます。
エゴマの葉でチュクミともやしナムル、または大根の漬物を包んで食べてみましょう。
エゴマの葉の香りや大根の漬物のシャキシャキとした食感、酸味がチュクミの辛さを程よく和らげてくれますよ。
チュクミが乗っている鍋でサムギョプサルを焼いて一緒に混ぜたり、ある程度チュクミの量が減ったら白ご飯を入れてチャーハンにしたりするのもおすすめです。
韓国人でも辛いチュクミ!辛いものが苦手な人でも楽しめる方法
韓国人でもあまりの辛さに唸ってしまうチュクミ。
「辛いのは苦手だけど、チュクミを堪能したい!」という人でも楽しめる方法を紹介します。
まずはお店によってはチュクミの辛さを調整できるので、注文する時にお願いしてみましょう。
一番辛くないレベルがちょうど良いはずです。
また乳酸菌が入ったドリンクは辛さを抑えてくれる効果があるので、一緒に注文してください。
韓国人もチュクミを食べる時は飲んでいます。
チュクミを提供しているお店では置いていあることが多いので、スタッフに確認してみましょう。
チュクミとナクチの違い
チュクミと良く間違われるものが、ナクチです。
ナクチは韓国語でテナガダコのこと。
日本ではテナガダコとイイダコを区別することは滅多にしませんが、韓国では明確に分けられています。
ナクチもチュクミ同様に辛いスパイスで炒められた料理を指し、激辛料理として知られています。
韓国ソウルで美味しいチュクミが食べられるお店
最後にソウルで美味しいチュクミが食べられるお店をチェックしていきましょう。
THE SIC-DDANG 明洞店
「THE SIC-DDANG 明洞店」は、観光エリアの明洞にある美味しいチュクミを食べられるお店です。
チュクミを始めとする辛くて美味しい韓国料理だけでなく、ピザやパスタなどの洋食をリーズナブルな価格で食べられると人気を集めています。
店内はモダンなデザインで、2~10人ほどが座れるテーブル席のみ。
窓際の席からは明洞の街並みを見渡せます。
人気メニューのチュクミは2人前からの注文です。
直火で炒められたチュクミはタコ本来の香ばしさが引き立ち、プリプリとした食感がそのまま残って提供されます。
美味しい食べ方で紹介したように、ぜひエゴマの葉に包んで食べてみてください。
また白いご飯の上にもやしナムルと一緒に乗せて、ピビンパのように食べるのもおすすめですよ。
やはり辛みはありますが、なぜだか病みつきになる一品です。
<行き方>
地下鉄4号線明洞駅8番出口から、徒歩3分です
<住所>
ソウル特別市 中区 明洞2街 31-4, 2F
<カカオタクシー>
目的地に「더식당 명동점」と入力
まとめ
チュクミは韓国語でイイダコの意味で、一般的には唐辛子やコチュジャンなどのスパイスと炒めた料理のことを同時に指します。
数多くある辛い韓国料理の中でも辛さレベルは高く、韓国人でさえ唸ることで有名です。
お店によっては辛みを調整できるので、辛さに自信がない人はスタッフにお願いしてみましょう。
そのまま食べても美味しいですが、一緒に提供されるエゴマの葉に包んで食べるのも美味しいですよ。
激辛料理のチュクミ、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。