韓国の国際空港は全部で8ヶ所
韓国って日本に比べると国土は日本の国土が約37.8万平方キロメートルで韓国が約10万キロメートルなので日本の約4分の1とかなり狭いんですが、実は国際空港だけで8ヶ所もあるんですよね
でも8ヶ所と言っても我々日本人にとって利用するのは主要となる4ヶ所の空港だけになるのかなと思いますが、だんだん韓国通になってくると地方にも旅行に行ってみたいものです
- 地方の空港を利用するともっと楽に観光ができるかも?
- 日本・韓国でどこの空港にフライトがあるんだろう?
- 空港内の施設やサービスはそれぞれどうなってるの?
今日は空の玄関口である韓国の空港について、開港年やフライト先、規模や施設の充実さなどザックリ掘り下げてみたいと思います!
韓国の主要国際空港は4つだけ!
韓国国内の主要となる国際空港4ヶ所をご紹介いたします
おそらく日本に住んでいる日本人であればだいたいこのあたりの空港を使用することになるのではないかと思いますので早速見ていきましょう!
※並びは順不同です
・인천국제공항【仁川(インチョン)国際空港】[ICN]
おそらく多くの日本人にとってはメイン中のメインとなる2001年に開港の韓国の空の窓口、『仁川(インチョン)国際空港』。
世界優秀空港賞も受賞、国際貨物量では成田空港を抜いて世界2位に。
日本には北は北海道から南は沖縄まで全国に就航し、世界各国にも数多く就航している大きなアジアのハブ空港で、光を取り入れる作りにより日中は明るく中は広くて綺麗と評判。
無料のシャワー施設やナップスペースやくつろげる場所なども完備、その他無料VR体験や無料の伝統工芸体験などもあり、お店はほぼ日本語で通じますし、日本語表記もいたるところにあり不便なしです。
空港までA’REX(ソウル市内へのエアポートトレイン)で楽に行き来できます。
伝統衣装に身を包んだ人たちが簡易的なショーの披露もあったりしますし、韓流ドラマの撮影の舞台にもなったりしていますよ。
・김포국제공항【金浦(ギンポ)国際空港】[GMP]
ソウルに一番近い空港で、日本でいう羽田空港に当たる『金浦(ギンポ)国際空港』
元は日本統治時代の1939年〜1942年に作られ、その後1958年に国際空港として開港しました。
綺麗なものの仁川国際空港ほど大きくはなく免税店も一ヶ所のみ。
ただし明洞など都市に近くバスで1本で行けたり、ソウル駅まで電車で1本とアクセスがいいのが便利なところ(地下鉄までは少し歩きます)。
空港が広くない分ゲートまでが近く、手荷物検査やイミグレーションも比較的スムーズ。
制限エリア内には営業時間6:30〜21:00のプライオリティパスで入れるラウンジがあり食事が充実。
出国ゲートに入っても簡単なカフェとコンビニとレストラン、パリバゲットくらいのもの。
国際線税関通過後はカフェが一つのみで、値段もやや高めとなっているため、食事は機内食か事前に済ませておくと良いでしょう
・김해국제공항【金海(ギメ)国際空港】[PUS]
南の空の窓口、釜山に空から行くなら『金海(ギメ)空港』
1976年開港。空港自体そこまで大きくはなく、国内線と国際線の場所が建物ではっきりと分かれているのと、1階が到着階、2階が出発階となっており混雑や混乱することは少なくわかりやすい作りとなっています。
ギメ空港に向かう時は空港の眼の前まで走っているギメ電鉄や、各方面から出ているシャトルバスを使用するといいでしょう。
ゲート内はダンキンドーナツ・セブンイレブンと、食事するところが少ないためチェックイン前の3階にて済ませることをお勧めします。
・제주국제공항【済州(チェジュ)国際空港】[CJU]
言わずと知れた韓国本土は南に位置する済州(チェジュ)島にある『済州(チェジュ)国際空港』
1968年に開港とあり、歴史は古い模様です。
日本には成田・関西にそれぞれフライトがあり、その他は中国・台湾・香港・マカオなどに便が出ています。
そこまで空港自体は大きくはないですが、常に人で賑わっているようなイメージ。
そのせいかスタッフの対応が冷たかったり、各手続きに時間がかかったりすることがあります(人によりますが)
韓国のマイナー国際空港4ヶ所の紹介
国際空港といえどもちょっぴりマイナーな国際空港です。
仁川・金浦などに比べ利用した方は割と少ないのではないでしょうか?
どういったところに就航しているのか、施設はどうなっているのか、見てみましょう!
※並びは順不同です
・대구국제공항【大邱(デグ)国際空港】[TAE]
デグ周辺の観光には都市にほど近くアクセス便利、最初は日本統治下の1937年、その後2001年に再竣工し開港した『大邱(デグ)国際空港』
日本には成田、新千歳、関西、福岡、沖縄にそれぞれフライトがあり、その他は中国、台湾、香港、ウラジオストク方面へのフライトがあるようです。
Wi-Fi完備、カフェ・クリスピークリームやコンビニもあり不便はないものの、免税店や飲食店が多くなく、やや不足な部分は感じます。
施設としては広くないため、各プロセス(搭乗手続きや荷物検査など)に時間がかからない傾向にあります。
仁川や金浦などを想像していくと規模の小ささにびっくりするかもしれません笑
国際空港と呼ぶにはまだ海外への就航数が少なくそういった面では物足りない印象ですが、デグ方面を観光したい方にとってみては利便性が良いです。
・무안국제공항【務安(ムアン)国際空港】[MWX]
画像:무안군公式HPより
2007年の終わりころに開港した、ジョンラ道は西の外れにある、『務安(ムアン)国際空港』
もともとは光州国内空港の国際線をまかなう形で作られました。
北京や上海など中国方面への便が定期的にあり、東南アジアへのびんがちらほらあります。
日本には北九州空港を火・金・日の週3回1時間10分で結ぶ空の窓口となっています。
外観は大きいものの、1日に数便しか飛んでいないよう。
空有構内は2階に食堂、1階にカフェとコンビニがあるだけなのと出国審査後の出発ロビー内には免税店(それもかなり小さいもの)だけで他には自動販売機が一つあるだけなので、あまり期待はしないほうがよさそうです。
両替所に関しても2か所あるが閉まっていることが多いそうなので、両替は事前にするか、空港の外に出てからすることをお勧めします。
無料Wi-Fiは完備。
バスも本数が非常に少なく、到着便に合わせて、光州と木浦方面への各1便ずつしかありませんのでご注意を。
ちなみにタクシーで光州まで行くとなると6万ウォン(6000円程度)かかります。
・양양국제공항【襄陽(ヤンヤン)国際空港】[YNY]
韓国の北東に位置する江原道(カンウォンド)にある『襄陽(ヤンヤン)国際空港』
2002年に開港、規模だけでいうと仁川、金浦、済州、務安に続いて5番目に大きい空港ではあるけれども、「閑古鳥が鳴いている」、「税金の無駄遣いの典型」など評価は最低。
駐車場が無料なのでそれは良いところ。
中には免税店・カフェ・セブンイレブンがある程度です。
日本と中国に不定期路線がいくつかある程度で開港以来利用実績は低調で継続的な困難に悩まされています。
2016年頃からはロシアハバロフスクとウラジオストクの直行便が開設されていて、そのためにあるような空港です。
2018年には平昌オリンピックの公式空港になり、その時には一時的に利用者が増えたそうです。
・청주국제공항【清州(チョンジュ)国際空港】[CJJ]
忠清(チュンチョン)北道に位置する1997年に開港の『清州(チョンジュ)国際空港』
国際空港と呼ぶには海外への就航数が少ないなどまだまだ足りない部分はあるものの、徐々に利用客の伸びや施設の追加など改善されてきている様子です。
日本には大阪・旭川にフライトが幾つかあり、その他はほとんど中国へのフライトです。
駐車場が安くて広い(1日6000ウォン)、Wi-Fi完備、規模的にはギメ国際空港よりやや小さいイメージでしょうか。
韓国の中部圏で唯一の国際空港という点が利便性の上で良いところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
韓国には実はこれだけの国際空港があったなんて知らなかった方もいらっしゃると思います。
よく利用される空港、全く人が訪れない空港、地方の空港事情だけ垣間見てもその土地の状況が見えてくる気がしますし、その土地のこれからの発展も透けて見えてくるような気がしますよね!
今回、調査してみてわかったことをランキング風に並べてみましたので見てみましょう!
空港の大きさ・規模ランキング
- 仁川(インチョン)
- 金浦(ギンポ)
- 済州(ジェジュ)
- 務安(ムアン)
- 襄陽(ヤンヤン)
- 金海(ギメ)
- 大邱(デグ)
- 清州(チョンジュ)
という順番になるようです
利用者数及び発着数ランキング
- 仁川(インチョン)
- 金浦(ギンポ)
- 済州(ジェジュ)※国内線では金浦より上
- 金海(ギメ)
- 大邱(デグ)
- 清州(チョンジュ)
- 襄陽(ヤンヤン)
- 務安(ムアン)
の順番になるようです
さらに
開港が新しい順ランキング
- 務安(ムアン)
- 襄陽(ヤンヤン)
- 仁川(インチョン)
- 大邱(デグ)
- 清州(チョンジュ)
- 金海(ギメ)
- 済州(ジェジュ)
- 金浦(ギンポ)
このようになる模様です。
こう見ると金浦が一番古いんですね〜!
なんだかこう言った背景が見えるとまた利用した時に違った風に見えてきてより韓国が好きになるかもしれません。
昔に比べ今では韓国に足を運ぶ日本人の方も多くなってきており、これからさらに韓国が身近な存在になるものと思っていますし、それに伴ってより施設・サービスの充実が拡大されることでしょう